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食べ物は、どのようにして便になるの・・・? |
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お口から入った食べ物は、どのように消化され、便になるのでしょうか?
私たちは、生きていく上で、毎日、食事をしなければなりません。
食べ物は、いくつもの臓器・器官を経て、消化・分解され、栄養分が吸収され、最後に栄養分以外の不要なものが便となり、お尻の肛門から体外に排出されます。
お口から入った食べ物は、最初に歯で噛み砕かれます。
次に、口内から分泌される唾液が混ざり、消化が始まります。
歯で、噛み砕かれた食べ物は、喉(のど)から食道を通り、胃へ運ばれます。
胃では、胃壁から胃酸や消化酵素が分泌され、食べ物は、ドロドロの状態になり、からだに必要なタンパク質や、炭水化物などの栄養分に分解されます。
次に、ドロドロ状態の食べ物は、胃から小腸の一部である十二指腸に運ばれます。
十二指腸では、胆汁や膵液(すいえき)、消化酵素などの働きにより、さらに分解され、栄養分が小腸のひだから吸収され、肝臓に運ばれます。
小腸で吸収されなかった残物は、便のもとになる老廃物として、大腸へと運ばれます。
大腸では、主に水分と、残りの栄養分が吸収されます。
最後に、水分が吸収された内容物は、固形化し、大腸のぜん動運動により、直腸に運ばれ、便となり、肛門から体外に排出されるのです。
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排便が起こる仕組みは・・・? |
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直腸に便がたまると、脊髄を経て、大脳に便意の情報が伝わります。
すると、大脳から直腸に排便の指令が送られ、便意を感じ、トイレに駆け込むことになるのです。
私たちは、便意を感じても、なぜ我慢できるのでしょうか?
肛門には、内肛門括約筋と、外肛門括約筋という筋肉組織があります。
内肛門括約筋は、便意とともに筋肉が弛緩する不随意筋で、私たちの意志でコントロールすることができません。
でも、外肛門括約筋は、私たちの意志で閉じることができる随意筋なのです。
このため、私たちは、便意に襲われても漏らさないで、トイレまで我慢して排便することができるのです。
ちなみに、私たちが睡眠中に便を排出しないのは、大脳から外肛門括約筋に閉鎖命令がでているからです。
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便秘とは・・・? |
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多くの人が、悩まされる便秘・・・
どのような症状を、便秘と呼ぶのでしょうか・・・
残念ながら、便秘の基準や定義は、はっきりしていません。
なぜなら、排便の回数には、個人差があるために、便秘をある一定期間の排便回数で定義することが難しいからです。
でも、抽象的ですが・・・
便秘とは、便が長い間、大腸にたまり、トイレでの排便に困難を伴う状態にあることを言います。
一般的に、1〜2日の間隔で、定期的に、スムーズに排便があり、スッキリとした満足感があれば、便秘ではありません。
でも、2日間以上排便がなかったり、便意があっても、排便ができずに苦しんだりするなら、便秘ということになるでしょう。
排便の間隔は、それぞれ個人の体質や生理状態、生活環境などにより、まちまちなので、一概に決めつけることができないのが、実態です。
便秘には、排便の回数のほかに、便の量、便の硬さ、残便感などの状態も、便秘の総合的な判断材料です。
なお、参考までに、日本内科学会では、「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」を、便秘と定義しています。
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